「PESCJ認定医」が在籍

「米国式」 根管治療
再発や抜歯を徹底「回避」します
「マイクロスコープ」で視野を拡大
「CT」の活用立体的に患部を確認
「ラバーダム」で無菌状態の治療を実現
当院では「保険」「自費」どちらでも対応させていただきます。
ペンシルべニア大学のスタディグループ(PESCJ)で認定医を取得した
歯科医師が担当する場合は「自費」治療とさせていただいております。
※自費による治療費用は8~16万円で、部位と症状により異なります。
コラム根管治療の「専門家」が在籍しています
「PESCJ(Penn Endo Study Club in Japan)」は、アメリカのペンシルベニア大学の歯内療法(エンド)を学ぶための日本のスタディグループです。主に歯内療法(根管治療)の専門知識や技術を向上させることを目的とし、多くの歯科医師たちが学んでいます。
当院にはこのPESCJの認定医が在籍しております。この資格は、1年間のコースを受講し、筆記試験、口頭試験、実技試験に合格する必要があります。根管治療は再発が多く治療を繰り返している患者さんも多いと思います。
そうした方はぜひ一度当院へご相談ください。根管治療を専門的に学んだ歯科医師が、原因にアプローチした治療で再発を防ぎます。
※「PESCJ」についての詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
精密な根管治療で成功率を向上
根管治療は、何度も繰り返すと再発率が高くなってしまうため、1回目の治療が非常に重要です。なぜ、再発率が高い病気なのでしょうか。その理由の一つに保険治療の限界が挙げられます。
| 一般根管治療 | 米国式根管治療 |
適用 | 保険診療のルールエビデンスに基づかない | 北米の歯内療法専門医に準ずる |
費用 | 安い(数千円) | 高い(数万~数十万円) |
1回の予約時間 | 30分以内のことが多い | 60~90分 |
通院回数 | 多い | 少ない(1~3回) |
マイクロスコープ | 使用しないことが多い | 高性能マイクロスコープを使用 |
ラバーダム防湿 | しないことが多い | 必ずする |
成功率 | 50%以下 保存できる神経も時間やコスト・技術・器具の問題から神経を取るケースになりやすい | 根管(初回)治療 90%以上 治療 60~80% |
上記のデータが示すように、当院が行っている米国式の「精密根管治療」を行った場合、成功率は初回で90%以上、再治療でも60~80%です。
精密な根管治療を行い、かつ、精度の高い被せ物を施した場合、成功率は非常に高まります。
ご相談に来られる患者さんの中には「他の歯科医院で何度も根管治療を繰り返している」「抜歯を宣告されてしまった」「根管治療をしたのに歯が痛む」といったお悩みを持つ方がいらっしゃいます。
根管治療の成功率は、歯科医院の設備レベルや技術によって違います。当院では、再発率を限りなくゼロに近づけるための努力を惜しみません。「もう抜歯をするしかないのかも」と諦めている方は、まずは一度ご相談ください。
精密な根管治療を行うために
当院で行う根管治療では、精密さを重要視しています。そのために、以下のような器具を利用しています。
マイクロスコープ
マイクロスコープは、治療部位を高倍率に拡大できる歯科用の顕微鏡です。根管治療では歯に開けた小さな穴に対してアプローチしていく治療です。治療精度を高めるためには治療部位を可視化しておく必要があります。
下の画像は、どちらも千円札の裏面を撮影したものです。左は肉眼、右はマイクロスコープを利用した写真となっています。左側、四角く赤で囲った中にサクラの花びらが見えると思います。赤丸の部分に、「ニ」「ホ」「ン」の隠し文字があるのが確認できます。
このように、マイクロスコープを利用すると、肉眼では確認できないような小さなものまで、はっきりと確認することができるようになります。
下の写真は、マイクロスコープで治療した症例です。治療後に歯の先端の黒い影が小さくなっているのが確認できます。
また、マイクロスコープの活用によって来院回数も大幅に減らすことができます。従来であれば4~5回程度通院いただいていた症例でも、マイクロスコープの活用で通院回数を半分程度になります。
CT装置
一般的に根管治療では、二次元撮影が可能な「レントゲン」を使用して顎の骨や歯の様子を確認します。しかし、当院ではより正確な診断を下すために、三次元撮影が可能な「CT」を使用しています。
左の写真がレントゲン画像、右の画像がCT画像です。いずれも同じ部位を撮影していますが、明らかに見え方が違うのが確認できます。CT画像では、歯の付け根に影のようなものが確認できますが、レントゲン写真では確認できません。そのため、デンタルレントゲンのみでは、病巣を見落としてしまうリスクがあります。
病巣を発見できなければ治療は行えません。適切に治療を行うためには問題を可視化する必要があります。
ニッケルチタンファイル
根管治療では「ファイル」という器具で神経を取り除きます。ファイルには、ステンレスファイルとニッケルチタンファイルの2種類があり、当院では、柔軟性に優れたニッケルチタンファイルを採用しています。
根管内部は複雑に入り組んでおり、一人ひとり形が違います。そのため、根管の形状に合わせて柔軟にしなる器具を使うのが理想です。ステンレスファイルは柔軟性に欠けるため、根管内を不必要に傷つけてしまうリスクがあり、汚れを取り切れないというデメリットがあります。
無菌化による再発防止
根管治療を受けたのに痛みが再発する原因は、大きく分けて2つあります。1つは感染部位の取り残し、もう1つは殺菌消毒の不徹底によるものです。虫歯に感染した部位を取り除き切るのはもちろんのこと、充填剤を詰める前に、しっかりと殺菌洗浄して、衛生状態を良好にする必要があります。
取り組みラバーダムにより唾液と細菌の混入を防ぐ
ラバーダムという薄いゴムの膜で、治療する歯以外の部分を覆うことで、唾液や細菌が患部に混入することを防ぎます。
唾液の中にはたくさんの細菌がいますので、ラバーダムにより無菌的な状態を作り出すことができるのです。逆にラバーダムを使用しないと治療箇所への感染リスクを高めてしまう恐れがあります。
取り組みEDTAで根管内を洗浄・殺菌
ファイルを使って根管内の感染部位を細かく削っていくと、細かい削りカスが生じます。
削りカスには細菌が大量に付着しているので、取り残してしまうと再発の原因になります。そこで活用されるのがEDTAという薬剤です。EDTAは削りカスを溶かしながら殺菌ができるので、根管内をキレイな状態に整えることができます。
取り組み抗菌効果があり、身体に優しい充填素材を使用
根管治療を行った後は、充填素材を開けた穴に詰めて被せ物をすることになります。一般的にはこの重点素材はガッタパーチャと呼ばれるものを使用しています。
しかし、ガッタパーチャだけでは細い根管を隙間なく埋めることができない場合があります。隙間があると、そこからまた虫歯が発生してしまうリスクもあります。
そのため当院では、バイオシーシーラーというペースト状で隙間ができにくい素材を併用して治療を行っています。それだけではなく、バイオシーシーラーには高い抗菌効果があるため治療後の再発を抑える効果もあります。有害な副作用もなく、身体に優しい素材でもあります。
難しい症例には外科処置で対応することもできます
根管治療の中にも、治療が難しいケースがあります。例えば下の画像のように、歯の付け根部にまで虫歯が進展して、膿が溜まってしまった状態の場合などです。
このようなケースでは、「歯根端切除術」という手術を行います。この方法が実施できない歯科医院では、抜歯が必要と判断されるような症例ですが、当院であれば非抜歯で対応可能です。どうしても歯を残したいという方は、ぜひ当院まで一度ご相談ください。
マイクロスコープを活用したセカンドオピニオンを受けてみませんか ※33,000円 (税込・検査費用込み)
根管治療で失敗し、原因がはっきりと分からないまま治療を継続している患者さんは少なくありません。これは、患部の状態を適切に把握できていないことに大きな原因があると考えられます。
実際、肉眼では見える範囲には限界があります。
そのため当院では、マイクロスコープを利用して写真を撮影し、その画像をもとにしたセカンドオピニオンを実施しています。根管治療では、できるだけ早い段階で原因をはっきりさせ、根本的な問題に対して対策をとることが重要です。
治療後の歯の状態をよりよく保つために
根管治療後は、詰め物をした上からコアと呼ばれる土台を埋め込み、そこに被せ物をして治療が完了となります。
当院では、審美性や耐久性の観点から優れているファイバーコアを使用しています。
ファイバーコアとは
ファイバーコアの特徴は、上でもお伝えしている通り「審美性」「耐久性」にあります。
審美性
上の写真は、歯の裏側から光を当てた際の透過性を比べています。左がファイバーコアを使用した場合、右がメタルコアを使用した場合です。
ファイバーコアは光を通しやすく、自然な歯の遮光性を再現することができるのですが、メタルコアは光をほとんど通さないため、暗い影ができてしまうという問題があります。
耐久性
ファイバーコアはしなる性質を持っているため、強い力が加わった場合でも力を上手に分散させられます。一方メタルコアはほとんどしならないため、強い力が加わるとコアの根本で歯が折れてしまう可能性があります。
コラム根管治療の再治療は抜歯のリスクを高めます
現在日本で行われている根管治療の成功率は、約50%(保険適用治療の場合)と言われています。さらに、一度治療に失敗した歯に対する再治療の成功率は、保険適用時で20%程度、自費診療でも70%程度です。つまり、再治療を受ければ受けるほど、治療の成功率は低下していってしまうのです。
こうした事実から、最初の治療はできるだけ成功率の高い方法を選んでいただきたいと私は考えています。最初からベストな根管治療を受けることで、歯の寿命は大幅に改善し、長く付き合っていくことができるようになります。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。